金曜ロードショーで何度もやっている「となりのトトロ」。
久々に子供とじっくり見てみました。
「大人になった今思うことは、子供のころとすこし違う…」
という方も多いのでは?
私も、「やっぱりワクワクしてホロリとして好き!」と思いながら、
アラフォーの母としてなんだかモヤモヤすることが・・・。
家がものすごくぼろいよね

テラスの柱、腐ってるけど白アリとか大丈夫なのかなって。
あのボロが面白いんだけどね。
それに腐ってるのは外の柱だけで
住んでるとこは大丈夫なのかもしれない。
あと、立て付け悪いのか、窓なかなか開かなかったよね。
家事も大変だし

お風呂に入るのに薪…。
薪割したり、木の枝拾ってくるんだよね。
あと洗濯物をすごい高い位置に、棒を使ってかけてたけど、なんでなんだろう?
干すのも取り込むのも大変じゃね?
炊事場も寒そう…。
めっちゃ蚊に刺されるだろうし、ムカデも出る。間違いない。
でも・・・楽しそうなのだ

すごく不便で、快適の反対のはずなのに
なんか楽しそうだった。
すごく気持ちよさそうだった。
「なんでだー」
っていうのがモヤモヤの原因。
何のための時短だっけ?
住宅は高気密高断熱で快適に。家事導線を考えて。シロアリ対策もしなければ。
洗濯は乾燥機付きだから干さなくていい。
食器だって機械が洗ってくれる。
こうすればもっと快適に、もっと時短になるぞ!
その方がいいに決まってる!
って思ってきたけれども。

いや、快適のがいいけどね。でも、それなりでも楽しいのかなって。
時短時短と追い求めて来たけど、何の為だったかなって。
子供が小さいときは、少しでも自分の時間を作るためだった。
ぼ~っとテレビ見る時間とか、自分のこと考える時間が欲しかった。
でも今、時間に余裕が出てきて、時短した時間を何に使いたいんだっけ???
楽しいこととか、自分の興味あることしたい…!
そう、その為の時短だったわ。つい目的を忘れてしまう。手段ばっかり追い求めて。
家事も楽しいのかもしれない

楽しいことってなんだろうって思うと、
家事を丁寧にゆっくりやるのも楽しいことなのかもしれない。
草壁家を見てそう思えてきた。
時間に追われていなければ、
人と比べなければ、
家族みんなでやれば、
家事自体を楽しめれば、
なんだか草むしりも床掃除もできそうな気もしてくる。
家事への嫌悪感がゆるんだ
やりたいことがあるなら、やりたくないことは時短。
それは良し。
でも、「家事はやりたくないこと、嫌なこと、敵!!」
っていう考えが
少しゆるんだのでした。
快適さの追求も、「絶対こうでなきゃ!!」
ってことないなって
ふっと力が抜けたのでした。
結果、となりトトロっていいな。
子供のころは、冒険のワクワクとか猫バスのふわふわに惹かれ…
今は凝り固まった快適さへの執着をほぐし…
どの年齢で見ても癒されるなあ。