【私の失敗】退職したら、さっさと企業型確定拠出年金の処理をしよう。

私は30代後半で、正社員として勤めていた会社を退職しました。

(主な理由は、子供が小1になったからです。小1の壁です(笑))

退職後、「企業型確定拠出年金の資格を喪失しました。手続きをしてください。」というハガキがきました。

年金と言っても、まだ会社として制度を始めたばかりで、総額23,120円…。

大した金額じゃないしなあ…。今、忙しいんだけど。

そして放置…。またハガキがきても放置…。

でも結局、楽天証券でiDeCo口座を開設しました。

そして口座開設までに手数料が8,641円かかってしまったので、

さっさとやっとけば良かったあ…!

という失敗です。

放置すると、手数料も手間も増えます!すぐに処理することをおススメします。

もしくは、本当に永遠に忘れる!そのお金はなかったものとして日々を楽しむのです。

どちらを選ぶもよし。でもiDeCoに移すならさっさとやっちゃいましょう!

どんな状況だったか

私の場合は、

  • 企業型確定拠出年金の制度があった会社を退職
  • 個人型確定拠出年金(iDeCo)はやっていなかった
  • 退職後はアルバイトで、勤め先に企業型確定拠出年金の制度はない

という状況でした。

すぐに引き出せないのか?

2万くらいなんだから引き出させてくれよ~

ってまずは本当にこれを思います。でも無理でした。

条件があり、それに当てはまる人は少ないと思います。
以下の要件を、全て満たすと、脱退一時金の請求手続きができます。

いろいろ難しい言葉が並んでいますが
私の場合は、資産額が1.5万円以下じゃないし、国民年金保険料の納付が免除か猶予もされてないし、ってところで、

はいアウト~って思いました。

脱退要件 ケース1

①企業型DCおよびiDeCoの加入者でも運用指図者でもないこと
②資産額が1.5万円以下であること
③最後に企業型DCの資格を喪失した日が属する月の翌月から起算して6カ月を経過していないこと

脱退要件 ケース2

①国民年金保険料の全額または一部の納付が免除、もしくは猶予されていること
②障害給付金の受給権者でないこと
③通算拠出期間が1ヶ月以上3年以下、または脱退一時金請求日(裁定請求日)の前月末の積立金(個人別管理資産額)が25万円以下であること
④加入者の資格喪失日から2年経過していないこと
⑤企業型確定拠出年金の加入資格喪失時に脱退一時金を受給していないこと

※2016年12月末までに資格喪失した場合の脱退一時金を受給できる要件は異なります。

この要件は、退職後、私に送られてきた手続きの説明ハガキをもとに記載したのですが、個人の状況、制度の変更によって変わるかもしれませんのでご注意ください。

こちらのサイトも参考にしました。

放置したらどうなるのか?

何度か「退職後6ヶ月以内に手続きをして!」っていうハガキがきていました。でも

すぐにおろせないなら、もう忘れよう…

と思い、無視していました。

そうして退職後6ヶ月たつと、自動的に「国民年金基金連合会」というところに仮預かりされてしまいます(自動移換)。

それの何が問題かというと、

①手数料が取られる

自動移換時、以下の金額が引かれてしまいました。

特定運営管理機関手数料(資産受入時)…3,300円
連合会手数料(資産受入時)…1,048円

さらに毎月の管理手数料、52円がかかります。

②運用されない

自動移換された資金は運用されないため、運用機会を逃します。
さらに手数料をとられていくので減る一方!

③仮預かり期間は確定拠出年金の加入期間に入らない

そのため、老齢給付金の受給開始が遅れる場合があります。

※ちなみに、iDeCo口座をすでに持っている方や、企業型確定拠出年金がある方は、
自動移換された後、また勝手にiDeCoや企業型確定拠出年金に移換されるみたいです。
その移換手数料とられます。

④それをまた証券会社のiDeCoに移すとなると、手数料がかかるし、書類も迷った!

以下に詳しく書きます。

結局、証券会社のiDeCo口座へ移すことにした

放置して忘れるつもりだったのですが、楽天証券でNISAなどの資産運用を始めたので、だったら楽天証券に移そうかなと、思ったのです。

今はiDeCoで積み立てる金銭的余裕がありません。でもお得な制度っぽいし、将来的に積み立てを開始するかもしれない、というのも理由の一つです。

書類を間違えた

当時は、楽天のiDeCoのサイトから必要と思われる書類を請求して、記入して、添付して、提出する方法だったのですが、

企業からの移換?もう国民年金基金連合会に移換されちゃってるからちがう?

運用指図者?運用管理者?なんだなんだ?

キー!!

など言葉の一つ一つが難解で、迷った挙句、ちがう書類をおくっちゃったのです。

たぶん金融機関の変更の書類を送ってしまいました。

けっこう日数が経ってから、「申告された場所に資金はありません」というような通知書が届きました。

落胆…。

もー!!

これはもう、誰かに聞こうと思い、戻ってきた書類に書いてあった電話番号に電話しました。

すると、親切丁寧に教えてくれました!とても対応が良かった!

なんとなくネット証券の対応って悪そうなイメージだったのですが、私に必要な情報を的確に教えてくれて、なんか感動すらしました。

電話したのは楽天の、確定拠出年金専用ダイヤルです。

不明な点は、ぜひ確認することをおススメします!

iDeCo口座開設までに約5か月かかった

私は提出する書類を間違えて、再提出したのでその期間が余計ですが

長い道のりでした。

スムーズにいっても国民年金基金連合会の審査とやらで1~2ヶ月かかるそうです。

やろうと思ったなら、今すぐやるのがおススメです。

楽天証券に移しても毎月の手数料かかるよ

iDeCo口座に移換さえすれば、元金を減らさずに置いておけるのかな~

と思っていたのんきな私。

毎月手数料かかるのですね。

楽天証券の場合、運用管理手数料は0円ですが、

信託銀行と国民年金基金連合会への手数料がかかります。

積立をしない場合66円/月 
積立をする場合171円/月

運用で少しは増えていけばいいのですが、私の場合元金がもう14000円くらい…。運用益もそんなに望めないです。

今のところ積立をしていく予定はないので、手数料を年間792円引かれ、
なんだかこんだけ手間がかかった割に…って感じです。

2万円くらいなら普通に引き出せるようにしてほしい…

なので、最初に書いたように、このお金のことは全て忘れて生きていく!

というのも選択肢の一つなんです。

引かれてしまった手数料のまとめ

国民年金基金に自動移換されたとき

特定運用管理機関手数料(資産受入時)3,300円
連合会手数料1,048円

楽天証券へ移換したとき

国民年金基金連合会への管理手数料(7ヶ月分)364円
国民年金基金連合会への移換手数料(日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジーで引かれた)1,100円

国民年金基金連合会への移換手数料(楽天証券で引かれた)2,829円

なんか意味がわからないんですけど、移換手数料が2回取られています。

とにかく、企業型確定拠出年金➡国民年金基金連合会➡楽天証券 に行きつくまでに

8,641円

私の場合かかってます。

退職後6ヶ月手続きしていれば、

国民年金基金連合会への移換手数料(楽天証券で引かれた)2,829円

だけで済んだんじゃないかなあ?と思っています。

というわけで、

伝えたいことは、

面倒だけどさっさとやろう。小さい一歩でも始めればできます。私にもできたから。

ということです。もしくは、

永遠にこのお金のことは忘れて、人生を楽しもう!

です。

なんだかんだ、誰かのきっかけになれば幸いです。

退職後の手続きの説明、こちらがわかりやすくておススメです。

でもiDeCo口座開設はネット証券がおススメです。

タイトルとURLをコピーしました