私が園芸を始めて、まず思ったこと。
「土って買うものだったの⁈」
土ってもっとパワーあるんじゃないの??
だって雑草があんなにもりもり育ってるのに!
「土の配合とか、めんどくさい!」
赤玉土、鹿沼土、パーライト、腐葉土、バーク堆肥・・・
どんだけ混ぜるんだ。
そしてたまたま近所の図書館にあったポール・スミザーさんの本。(その後自分で購入した)
これにも、「薬も肥料も歓迎できない お手本はすべて自然の中に」
と書いてある。
「そうそう!そうだよね!」
そう思って、庭に、ラディッシュとひまわりの種を植えました。
その時の土は、家を建てたばかりで、畑の上に建築用の真砂土を上に敷いてもらっていた状態。
ラディッシュは、発芽したけどすぐに虫に食べられて無くなった。
ひまわりは、発芽して、お花も咲いた。だけどちゃんと育ったのは10粒撒いて2本くらい。
それに、建築用の真砂土からは、雑草もあまり出てこない。
「どうやら土なら何でもいいわけではないらしい」
また、プランターでオクラを育てました。
ホームセンターで買った、一番安い培養土を使って。
それなりに育って収穫できた。
だけどアブラムシが発生した!めちゃくちゃ気持ち悪い!
自然相手だから仕方ないとは言え、気持ち悪いものは気持ち悪い。
お酢の成分が入った防虫スプレーをかけたけど、
「こんなことしなきゃ、野菜って育てられないの?」
って、ここでも不自然さを感じました。
そして、YouTubeで、菌ちゃん農法とか自然農とか見るようになって
農薬はもちろん、化学肥料も、有機肥料も(!)使わないで野菜を育てられることを知りました。
なぜ育つのか、説明するのは難しいですが、大事なのは土壌の微生物らしい。
微生物を活躍させるために、雑草を生やしたり、草でマルチングしたり。
そうして微生物が活躍する土は、植物とお互い協力関係になって、植物も育つらしい。
また、虫が寄ってくるのは、栄養を与え過ぎた植物。いわばメタボみたいな?その匂いを嗅ぎつけて食べにくるみたい。
それから、未分解の有機物。堆肥とか野菜のクズとかもみ殻とか。野菜を育てるのに良さそうだけど、そういうのに虫がくるらしい。
有機物はたくさんは要らなくて、微生物の働きで育てば、メタボにならず、虫もあまり来ないし、虫に強い植物が育つ。
そういう感じで理解しています。
そして、
野菜が立派に育つなら、お花ももちろん育つのでは?
野菜は、実らせるとか、葉っぱでも食べられるように大きく育てるとかが必要ですが、観賞用の植物なら、実がならなくても、小さくても、なんならお花が咲かなくても、それなりの満足は得られます。
もちろんたくさんのお花が見れたら嬉しいけど、ゴールが食べることじゃないから、もっとハードルが低いんじゃないかな?
「絶対、肥料や薬は使わない!」とかそんな信念はないけど、
そんなに肥料を使わなくて良くて、
土も買わなくて済む、
虫もあまり来ない、
虫にかじられてもまあまあがんばれる植物、
くらいで園芸を楽しめたらすごくいいなあ。
あと、枯れた植物とか雑草も利用できるから、それもいい。
今はまだ理想だけど、そんな感じの、園芸を目指して気楽にやっていきたいです。
ちなみに、「瀬戸内まいふぁーむ」さんのYouTubeでおっしゃっていたのですが、建築用の真砂土とか、そもそも何も育たない土の場合は、「まずは肥料とかもいれて、植物が育つ土にする。それから自然農に変えていく。」ということだったので、うちの庭も遅ればせながら堆肥を投入しています。